手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

最後は永代供養になるだろう

11月末に亡くなった父の納骨に間に合うよう、大急ぎでお墓を注文しました。

介護離職中の身にとって、この時期に莫大な費用が出ていくのは、めまいがするほどの不安はありましたが、父が一生懸命働いて貯めたお金を使うので、使って当然の出費と言えるでしょう。

でも、父がそろそろ危ないかも、という時期には、葬儀費用もお墓も最低限に抑えて、入所している母親と私達兄妹の当面の生活費を十分確保しておこう、という考えもありました。

 

お墓の出費のみならず、葬儀費用も当初の予想を上回る金額をかけてしまいましたが、今になってみると、それでよかったと思えるのです。将来に対する不安から、へんにケチケチして費用を抑えていたら、言いようのない罪悪感やら悲しみを引きずって、一生後悔しそうでした。

 

それにしても、ここで新しいお墓を作るわけですが、兄にも私にも子供はいないので、我が家のお墓もそんなに長い間守れるわけではありません。

年齢順で考えると、たぶん私が最後になりそうなので、最後の私が永代供養の手続きなどをしておいて、あとはお寺さんになんとかしておいてもらうしかないのでしょう。

何年先のことになるのかは分かりませんが、いつかは身寄りもなくなって、ひとりで死んでいくのかなあ、などと、今回父の死をきっかけに しみじみ考えてしまいましたが、意外にもネガティブな感情は湧いてきませんでした。

それよりも、もしも、家族みんなが先に天国に行っていたら、私はこの世には未練なく、軽やかな気持ちでこの世を去っていけそうな気がしています。

 


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