親の介護と変形性股関節症

独身50代女性による親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組み シングルならではの不安や問題 それにむけての対策などを考えてみます。

母を認知症と認めるきっかけ

2019年9月に介護施設に入所するまで、認知症の母を在宅で介護しているなかで、過酷だった体験は数限りなくあります。その中でも2013年頃から始まった失禁は、まだ介護経験の少なかった私にとっては、かなりハードな試練に思え、母を認知症と認めざるを得ない結果となりました。

 

その頃には母はまだひとりで入浴していました。翌日私が洗濯しようとすると、母の着替えた下着が見当たらなかったりすることが増え始めました。

 

でも、その当時の私はまだまだ母のことを信用していたので、最近忘れっぽいから、うっかり着替えるのを忘れてるんだな、という位にしか考えてはいませんでした。

 

ある晩、明らかに母がパジャマを濡らしてしまっていることに気づき、呆然としました。介護経験をたくさん積んできた今となっては、その程度のことで呆然としている過去の自分に対し、「まだまだ未熟ものだな」という思いこそありますが、当時の私にとっては、「これからどうしたらいいんだろう・・・」という、言いようのない不安に襲われました。

 

思い起こせば、明らかに失禁とわかる前には、「なんとなくおかしいな」という、認知症の人にありがちな行動を母もしていました。

 

タンスの引き出しの中からは、洗ってない下着がたくさん出てきました。濡らしてしまった下着を隠す行為に走っていたようです。

母は認知症かもしれない、という思いはそれまでにも抱いていましたが、取り立てて日常生活に支障が出ないうちは、受診させてみようとか、介護認定を受けてみよう、といった考えはありませんでした。

でも、失禁が始まったころから、ひとりで入浴するのも困難になり始め、翌年2014年からは介護認定を受け、デイサービスなどの介護サービスを受けるようになりました。

 

他人から見たら、母はもっと早い段階から介護認定を受けるレベルにあったのかもしれません。最初の認定ですでに特養に入れるレベルの、要介護3が出ましたから。

 

でも、毎日一緒に生活している実の娘にしてみると、母親の認知症を認めたくない気持ちが強く働いて、それが母にはプレッシャーとなっていたかもしれません。 

 


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