親の介護と変形性股関節症

独身50代女性による親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組み シングルならではの不安や問題 それにむけての対策などを考えてみます。

認知症の歯科治療は大変

それは201811月のある日のことでした。

まだ在宅で介護されていた認知症の母は、よく食べこぼしていたり、鼻水や涙がでやすかったりしていたので、ティッシュペーパーは常に手元にありました。

普通の人なら使い終わったらすぐに捨てるなど、いつまでも手に握っていることはないですが、母は自分でそれができなくなっていました。

その日もなにかに使い終えたらしきティッシュペーパーを握っていたので、捨ててあげようと取り上げたところ、なんだか固いものが入っている感触が・・・。

「え!? なに・・!?」と思って広げてみると、その中には母の入れ歯が握りつぶされ入っていました。

下の入れ歯だけ勝手に抜いて、ティッシュに包んで握っていたようです。

 

新しい入れ歯を作り直さなければ!!!

どうしようぅぅぅぅぅぅぅ!!!

 

ここまで認知症が進んだ状態で、新しい入れ歯なんて作ってもらえるんだろうか?

ということが、私にとっては最大の不安でした。

口を開けて入れ歯の型を取ったり、調整をするなんてことを、認知症の母がおとなしくやってくれるとは思えませんでした。

 

その後、訪問で来てもらえそうな歯医者さんを急いで調べ、数日後、家に来て診てもらえることになりました。

訪問の歯医者さんはさずがプロです。かなりかわいそうではありましたが、嫌がる母の口を開けさせ、スピーディーに歯型を取るなど やるべきことをこなしていきました。

時にはホラー映画なみの形相で 嫌がったり叫んだりもされましたが、私が手をぎゅっと握って「大丈夫!大丈夫!」と なだめたりすることで、なんとか乗り切ることができました。

もう歯医者さんも私も必死でした。でも、母が一番必死だったとは思いますが。

 

入れ歯の調整も含め、6~7回位の訪問で、なんとか終わりました。

認知症が進んだ状態でも、歯の治療はできなくはない とは思えましたが、家族がそばについて手を握ってあげるなど、安心できるなにかの策はあったほうがいいな、と思いました。


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