父が亡くなり 賃貸契約の名義人が兄に代わった関係で、新たに保証人を2人立てなければならなくなり そのことがずっとずっと悩みの種でした。
ひとりは、以前からお願いしていた方に継続して頼めました。
問題は、あとのひとりです。
今となっては 頼める親戚はいません。
今までは保証会社に依頼していましたが、費用が高額な上、今のところ2人とも介護離職して収入がないので、この段階で審査に通るとは思えません。
いろいろ思い悩んだ挙句、こうなったら親友に頼んでみようか、と思いました。
私には学生時代からの 長い付き合いの親友がいます。なんでも本音で語り合え 気兼ねのいらない間柄ですが、保証人を頼むのはどうしても気が引けてしまいました。
そのことによって関係が悪くなるとは思えませんでしたが、
断られたらどうしよう。。。。という思いや、
逆に、断るに断れず 無理して引き受けてもらうようになっても悪いし。。。
という様々な思いが渦巻きました。
それでも「お願い!助けて!」という祈りにも近い気持ちと共に、思いきってお願いしてみたところ、快く引き受けてくれたのです。
私がこの件で、ずっと思い悩んでいたことを知ると、「もっと早く言ってくれればいいのに」と 思いやりのある言葉も聞けて、ありがたくて涙が出ました。
ある時期まで 私は比較的人に頼らず生きてこられたせいか、人になにか頼むのはとても勇気がいることで 苦手でした。でも、介護が始まり 自分の脚が悪くなってきた頃からは、人の助けなしではいられなくなってきました。
本当に困ったときには、人に助けを求めてもいいんだ! ということを 今回はつくづく実感しました。だけど、助けてもらってばかりだと、なんとも居心地の悪さを感じるものです。
そんなときは、今の私でも力になれることを、世の中に少しずつでも返していけば、なんとなく収まりがいい気がします。