手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

施設に入った母の不安な変化

介護施設に入っている母の所に、いつもより長い期間会いに行けませんでした。

母は認知症なので、頻繁に会いに行かないと 完全に 私のことも忘れ去られてしまうんじゃないか、という不安があります。

いつもなら週に一度は行けていたのですが、いろいろ事情が重なり、先日18日間ぶりに会いに行きました。

いつもなら母は、会いに行くとよくしゃべってくれるのですが、今回はまったく言葉を発してくれませんでした。

 

「どうしたの?  ママ! どうしたの!? 」

 

何度聞いても、

母は不機嫌そうに口を閉じたまま、あまり反応も示しません。

 

困った!しばらく会いに来てあげられなかったから、しゃべれなくなってきたのかな。

 

 

私もさらに不安になってきました。

 

認知症が進行し言葉は通じなくなっても、相手の感情だけは人一倍敏感に感じ取ることを思い出しました。

 

このままだと、私の不安感やあせりが母に伝わり、さらに母の心を閉じ込めてしまう。

 

そこで、私自身の気持ちを変えるためにも、連れて行った犬のぬいぐるみを母に見せ、甘えるように母にすり寄せてから、そっと抱かせてあげました。

 

それは昔 母が私に買ってくれたもので、母も気に入っていたぬいぐるみです。 

すると、すぐに母の顔には優しさが戻り、ぬいぐるみをなではじめたのです。

 

そこから母は少しずつ私の問いかけにも反応するようになり、帰る頃にはよくしゃべるいつもの状態に戻ってくれました。

 

施設の方たちは本当によく尽くしてくださっているので、施設のやり方に問題があるとはまったく思いません。

 

でも。。。

家族がいつもそばにいてあげられる状態でない限り 認知症の進行スピードがある程度早まってしまうのは  仕方ないことだと覚悟しておかなければ・・と思いました。

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