手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

認知症の人に対してイライラしない方法

認知症の人を イライラせずに介護できる人間がいるとはとても思えません。

特に私は感情的な性格のせいか、頭ではわかっていても、怒りを母にぶつけてしまったことは数知れず。

 

現在母は介護施設にいます。

 

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在宅で10年近く介護していた中で、最初の3~4年位は 母もまだ理解力がそこそこありました。でも、後から考えてみると、その理解力が残っていた初期の頃の方が、私は母に対し怒りを激しくぶつけていたことが多かったように思います。

 

「どうして何度言ってもわからないの!?」とか

「なんでこんなことしちゃうのよ!?」と言って責めていたことを思い出します。

 

認知症が徐々に進行していき、「もはや何を言っても無駄だ」という領域に入った頃でさえも、イライラを抑えることはできませんでした。

イライラという手に負えない感情を、あきらめというオブラートに包んで飲み込むなんてことが、簡単にできるとは今でも思えません。

 

認知症の母には、イライラさせられることも多かったものの、微笑ましく幸せなきもちにさせてくれることの方が多かったのはたしかです。

 

認知症になってからの母は、「可愛い!」と思えるようなことを口にしたり、笑わせてくれるようなことが増えました。

 

もちろん当人はそれを狙ってやっているわけではないので、余計に感動してしまいます。

 

認知症になると赤ちゃんに戻る、といったことも耳にしますね。

動物好きな私の感覚からすると、ワンちゃんやネコちゃんを見るような目で、母を見ていた方が、寛容な気持ちを保てるような気がしました。

 

動物と同じように人間を見るなんて! と、憤りを感じる人もいるかもしれませんが、私は動物も人間も対等に考えているので、差別的な気持ちは皆無です。

人間の方に価値を置いている人なら、人間の赤ちゃんとして見るのがベストかもしれませんね。

 

よくよく考えると、人間の赤ちゃんにしても、ペットの動物たちにしても、お世話する人に対して、多大な迷惑をかけている部粉もありますが、やはりそれ以上にお返ししてくれるものがあるから、うまくバランスが取れているのでしょうね。

 

   


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