手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

死にたいと思ったことはないけれど

コロナ禍で、精神的に不安定になっている人は多いようですね。

私自身も、年末から親の死などいろいろあった後に、コロナという流れが押し寄せ、精神的にかなりまいっている感じはしています。

三浦春馬さんにしても、竹内結子さんにしても、コロナが影響しているかどうかはわかりませんが、どちらも好きな俳優さんだったので、悲報を知った後はしばらく呆然としてしまいました。

 

私は今まで生きてきた中で、死にたいと思ったことは一度もありませんでした。

 

自殺した人のニュースなどを見ると、

 

「死ぬつもりしたら、どんなに辛いことだって生きて乗り越えられたんじゃないのか」

 

とか、

 

「どうして周囲にいた人たちは、気づいて救ってあげることができなかったのか」

 

と、やり切れない思いでいました。

 

 

そのように考えていた私でも、両親の介護がかなりハードになり、身体も心も疲弊しきっていた頃、

「なんでもいいから、楽になりたい・・」

と、朦朧とした意識の中で思っていたことが多々ありました。

 

その頃の私は、夜も熟睡することはできず、仮眠状態が何年も続いていました。次第に介護のレベルも上がっていくと、日中でも疲れてくるときちんと頭が回らなくなっていました。

 

完全に、自分の能力のキャパシティを超えている状態でした。

そんな時に、死の誘惑に駆られたら、正常な判断を下せる自信はありません。

 

まだ介護をしていた頃、母親がデイサービスに通っている間、たまに友人と会ってお茶することもありました。

長い付き合いの友人でしたが、ある日私のことを、

「〇〇ちゃんは、つらさは表に出さなくて、自分一人で頑張る人だよね」

というようなことを言いました。

 

それを聞いて私は驚きました!

私自身は、その友人に対して、介護の大変さや自分の脚の痛みなど切々と訴え続けていたし、辛い、大変、痛い、疲れた、という言葉も連発していたからです。

 

なのに、その壮絶さは伝わってなかったのか。。。。

 

伝わらなかったことには、いろいろ理由はあるでしょう。明るくしっかりしている印象を与えがちな私が、ネガティブな言葉を発しても、さほど重く受け止めないということはありそうです。

 

三浦春馬さんや竹内結子さんなども、もしかしたら周囲にSOSを発していたかもしれませんが、そこまで重く受け止めてもらえなかった ということがあるかもしれません。

 

そして、人は自分が体験したことのない辛さに対しては、理解度や共感度は低いものだと思うのです。

 

ちなみに、なぜ私は今まで一度も自殺したいなどと考えたことがないかと言うと、死後の世界を信じていることと、ケガに弱い、ということがあります。

 

なんだそれ?  と言われそうですね(^_^;)

 

与えられた命をきちんと終わらせてからじゃないと、天国には行けないと思っているし、かすり傷程度のケガでも大騒ぎする私が、自殺なんてできるはずがありません。。

 

でも、自殺なんて絶対にしそうにない人が命を落とすことが多い世の中です。

 

自分もいつどうなるかわからないから、せめて最終的には自分が自分を救ってあげられるだけの余力は常に残しておこう。

 

そのためには、自分の限界以上のことを抱え込まないようにすることかな、と思います。

 

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