手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

歳をとることのメリット

「歳を取ればとるほど、世の中のいろいろなことがわかってくるから楽しいのよ!」 以前テレビで美輪明宏さんが言っていたことが、いつまでも心に残っています。

 

私も歳を重ねるごとに、目に見えない世の中の仕組みとか、人間関係の法則のようなものが見えてきて、その分、若い頃より生きやすくなっているのはたしかです。生きる知恵のようなものが身に付いた、といえるのかな。

 

子供時代や若い時期には、そのようなことがほとんどわからなかったけれど、その頃は親に守られていたし、まだまだ先の長い人生の希望や可能性に支えられることで、生きる知恵などなくても、なんとかなっていた気がします。

 

それに、若い時期に訪れる辛い現実や不安は、ほぼ自分自身に関わる問題だけ。私なんて今思うと、お気楽な悩みばかりでしたね。

 

しかし、歳を重ねるごとに、今度は自分が誰かを守らなければならない立場になったり、自分自身の病気や肉親の死というものなど、避けがたい厳しい現実が次々と押し寄せてくるわけですよ。この先長生きすればするほど、昔からの知人友人もどんどんいなくなってしまいますよね。その部分だけ見ると、人生の後半を乗り切れるかどうか自信がなくなってきます。

 

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でも、辛い現実が増える分、それを乗り越えられる知恵は、歳を重ねるごとに授けられていくような感覚があるのです。これもひとつの人生の法則ではないかと私は思います。 

 

歳をとるということは、必ずしも悪いことばかりではないですよね。

 

だけど・・やっぱり、多く聞こえるのは、歳をとることを嘆く言葉ばかり。かくいう私も、ついついそれを口にしてしまいがちですが。。

 

楽しい体験でも、辛い体験でも、とにかく生きて経験してきたことさえあれば、そこから必ず知恵は紡ぎ出せるし、世の中の仕組みも見えてくると思うのです。

 

外見だけなら、10代位の若い頃に戻ってみたい気がするけれど、今持っている人生の知恵は手放さなければならないとしたら、今の方がいいかな、と思います。年を取るにつれ体力は失われていくけれど、その分、精神性は高まっていくんじゃないのかな。

 

若い時期のエネルギーと、歳を取ってからの知恵は、同等なものだと思うので、生まれてから死ぬまで、人生というものは 一定して充実させることが 可能なのかもしれませんね。 

 


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