手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

93歳まで自転車に乗っていた父

私の父親は、2019年に95歳で亡くなりましたが、亡くなる1年半前までは、近くの歯医者さんや床屋さんなどには自転車で出かけていました。

 

今思うと、93歳でも自転車に乗って出かけることができた父親の凄さを、改めて感じます。

 

その後は、入院することもあったりし、自転車には乗れなくなってしまいましたが、亡くなる3ヶ月前くらいまでは、ほぼ自分のことは自分でやっていました。

 

 

父とは、亡くなる3日前に入院先の病院で会ったのが最後でした。

 

そのときにはもう会話をするのは辛そうでしたが、頭はしっかりしていて、私のことも兄のことももちろんわかっていたし、施設に入所したばかりの母のことも気にかけていました。

 

娘である私も、息子である兄も、ずっと手のかかる認知症の母親にばかり気を取られていました。

 

父は高齢でも身体も頭もしっかりしていたし、ある程度放っておいても大丈夫。

 

今考えると、とりあえず大丈夫ではあったけれど、もっと父親にも手をかけてあげたかったという想いが、時折ふっと湧いてきて、ごめんね。。っていう想いに涙ぐむことが今でもあります。

 

母に対しても思い出すと寂しくなることはありますが、このような悲しみを伴う後悔は残ってないのです。

 

母に対しては手厚くお世話し、介護はやりきった!という、自分の中での納得感はあるからだと思うのです。

 

 

若かった頃の両親は、母の方がテキパキ動くしっかり者、父の方は口数の少ないマイペースな人でした。

 

ずっとずっと、父の方が母のことを頼りにしている感じでした。

 

なので、歳を取ってからボケちゃうとしたら、絶対に父親の方だとずっと思っていました。

 

でも、現実には、しっかり者だった母の方が認知症になり、頼りなく思えた父の方が、最後までしっかりしていたことになったわけです。

 

私はずっと父のことを頼りないイメージで捉えていました。

 

だけど、晩年になってもしっかり生きてくれた姿を見せてもらったことにより、今ではそのイメージは一変しました。

 

私も父のように、人生の終わりまでしっかり生きたい!

 

私にとってこれからの目標となる生き様を示してくれたのが、父親でした。

 

 


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