変形性股関節症により日常生活に支障をきたしてから、約10年。
夜寝る時まで痛みがひどく、立ち上がりや歩き出し時には激痛が走る時期もありましたが、今のところはわりと安定しています。
安定している、と言ってしまうと、普通に歩けて生活できているのか、と思われるかもしれませんが、そうではありません。
何かにつかまらないと痛くて立ち上がることはできないし、歩くたびに股関節に響く痛みは必ずあります。
休まずに続けて歩くのは、10分~15分くらいが限界です。
今は杖は使わずに歩いていますが、「あ。あの方は脚が悪いのね」と 周囲から見ればわかるだろう歩き方になっています。
普段の買い物は自転車で移動しています。
自転車にはなんとか乗れていますが、一番問題なのは最初に足を上げて乗るときです。
疲れて痛みが出ているときは、脚がまったく上がらなくなり、自転車を引いて帰ることもよくありました。
バスタブに入るのにも もちろん踏み台が必要です。
とにかく足を上げて踏み越えるようなことは、どんなに低いものでも、まったくといっていいほどできなくなりました。
還暦を前にしているものの まだ50代にして、この状態はどうしたものだろう。。。と思うのですが。。。
改善させていこうとする気持ちはもちろんあるのですが、ふと気づけば、今のこの不自由な状態が、私の感覚の中では いつの間にか当たり前になってきています。
痛みも伴う、こんなに不自由な身体を当たり前に感じている無自覚さに、ちょっとした恐怖すら感じてしまいます。
私の場合は股関節痛だけじゃなく、高齢者予備軍世代としてこれから次々、身体にあちこちガタがきてもおかしくはないと思うのです。
その都度、はっ!とするほどの危機感を覚えても、次第にそれが当たり前の自分の姿になってしまうとしたら、嫌だなあ 。。。(>_<)。。。
「もう歳だから仕方ないねぇ。。」と言って、身体の不調を当たり前のように受け入れているお年寄りをたくさん見てきて、とても歯がゆく感じましたが、普通に生きて老化していけば、人生あきらめの大波にのまれていくのが 自然な姿なのかもしれないなぁ。
でもやっぱり私は、どんなに歳を取っても改善の余地があれば改善させていきたい!
そのために必要なのは、そこに向ける強い気持ちと努力の継続か(*´Д`))
口先だけでなかなか実行が伴わないけど、とにかくあきらめたくない。
また、バランスよく大地を蹴って歩いてみたい🎵