手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

認知症

認知症になりやすい生き方ってあるのかな

認知症になる人とならない人の違いってなんなんだろう? 私はこのことを、認知症だった母のことを思い出しながら、時々考えます。 認知症のリスクを高める要因は、食生活や運動習慣、そして遺伝的な要素というのは以前から言われていたことでもあり、たしか…

手をはさむケガをよくしていた頃の母

在宅介護6~7年目、2015~2016年。認知症だった母の要介護3だった頃の様子を書き記しておきたいと思います。 2015年4月21日 整形外科の帰りにタクシーに乗り込む際、母は閉めようとしたドアに思い切り手をはさんでしまい、大騒ぎになりました。 この時は、兄…

ロンググッドバイ認知症の母との数々の別れ

少しずつ記憶を失って、ゆっくりゆっくり時間をかけて遠ざかっていくことから、アメリカでは認知症のことをロンググッドバイ(長いお別れ)と呼ぶこともあるようですね。 スローグッドバイなどと表現していたのも聞いたことがあり、認知症の母と長い年月をかけ…

施設にいる母とようやく直接会えました。2021年11月

感染者数がだいぶ落ち着いていることから、母が入所している介護施設では、11月から面会の制限がだいぶ緩和されました。 要介護4で、介護施設に入所している母親(95) とは、今月1年と8ヶ月ぶりに直接会って触れ合える形での面会を果たすことが可能になったの…

失禁のはじまり 母の介護3年目

母の認知症介護3年目 2012年の年明け頃から、母にはそれまでには見られなかった異変が出始めるようになってきました。 夜間、トイレの床が濡れていたり、まだ家族が寝静まっている朝方、母は下着をこっそり着替えたりしていることが増え始めました。 今の私…

母の認知症をはっきり受け入れた日

母はアルツハイマー型認知症で、2021年現在95歳、要介護4で介護施設に入所して1年7か月ほど経ちます。今でも笑顔はあり、言葉も少し発するものの、会話にはなりません。家族である私や兄のことも、はっきりとはわかっていない様子です。 母の認知症の発症が…

元気な認知症というのも それはそれで手がかかりました。

母親が介護施設に入所して、そろそろ1年半近く経とうとしています。 必死で在宅介護していた頃のリアルな感覚は、少しずつ薄れていますが、当時の記憶はまだ鮮明に思い出せます。 母は認知症でしたが、その他にこれといった持病はありませんでした。 当時の…

記憶を失う恐怖

今週のお題「怖い話」 ここはどこ? 私は誰? 目の前に見えるのは、長い廊下と・・・白い壁だけ。 あ。誰かこっちに向かって来る。 ニコニコ笑ってる。 え?なに? なにか私に話しかけてるけど、小さい声だし、なにを言ってるのかよくわからない。 でも、良…

認知症の人に対してイライラしない方法

認知症の人を イライラせずに介護できる人間がいるとはとても思えません。 特に私は感情的な性格のせいか、頭ではわかっていても、怒りを母にぶつけてしまったことは数知れず。 現在母は介護施設にいます。 miyuyuchang.hatenablog.com 在宅で10年近く介護し…

認知症こそ感情は伝わる

新型コロナウイルスの影響で、母が入所している施設でも面会の自粛をお願いされているため、すでに2週間以上会うことができずにいます。週に1度はなんとしてでも会いたいと思っていたのですが、今回ばかりはそれがままならず、不安でいっぱいです。 前回も 1…

認知症の前兆

2020年現在 介護施設に入っている 要介護4の母の様子がおかしいなあ、と思い始めたのは、2007年の春頃からだったと思います。 介護認定を受けて要介護3が認定されたのは、それから7年後でしたから だいぶ進行するまで介護サービスは受けずにやってきました。…

母の介護認定を受けるきっかけ

2019年9月に介護施設に入所するまで、認知症の母を在宅で介護しているなかで、過酷だった体験は数限りなくあります。 その中でも2013年頃から始まった失禁は、まだ介護経験の少なかった私にとっては、かなりハードな試練に思えました ある晩、明らかに母がパ…