手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

介護サービスと自己負担金

介護サービスは、要介護レベルが上がるほど 利用できるサービスも増やせるようになっています。

 

たとえば、今まではデイサービスが週に2日で訪問介護の家事援助サービスが週2日程度までが限度枠だったところが、要介護レベルがひとつ上がれば、さらにその日数や回数を増やせたり、特養での受け入れが可能になったり、といったメリットはあります。

 

以前、母を在宅で介護していた頃、要介護3から要介護4に上がったことがありました

介護レベルが上がるということは、母の認知症の進行やADL(日常生活動作)の低下を意味するものなので、私としてはショックでした。

 

そのことを、当時お世話になっていたデイサービスのワーカーさんに伝えると、

「多くの方は、介護レベルが上がったほうが、使えるサービスも増やせるので むしろ喜ばれていますよ」

と言われたので、私にとっては驚きでした。

 

介護される側である親のことを考えると、介護レベルが上がることはかわいそうなことだけれど、介護する側のことを考えると、介護レベルが上がったほうが、少しは楽になれるという救いの部分もあるわけですね。

 

在宅介護していた頃、うちは使えるサービスの上限はあまり考えていませんでした。

時折ケアマネさんが、「もっとサービスを利用することができますよ」と言って下さいましたが、上限まで使おうとは思いませんでした。

 

というのは、一番の理由は「自己負担金が増えるから

 

世間では、介護者の負担を軽減するためにも、介護サービスをどんどん使って無理なく介護を続けましょう! などと呼びかけていますが、自己負担金を考えると、そんなに安くもないんですよね。

 

たとえばデイサービスにしても、ショートステイにしても、介護保険が適用されるのはほんの一部であって、食費や居住費といった部分は全額負担。

ただし 非課税世帯や生活保護世帯では負担限度が適用されますが それでも自己負担金は生じます。

 

介護サービスをどんどん活用して!と言われると、すごーく安く利用できそうな気がしていましたが、自己負担金のことも忘れてはいけないな、と思います。 

 

介護にはやはり、お金がかかりますね。

 

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