手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

なぜドクターは病名を伝えてくれないのか

私は、どこか不調があって病院に行った時、はっきりとした病名を告げられたことはほとんどありませんでした。

風邪とかインフルエンザの時には、はっきり言われた記憶がありますが、風邪ではない謎の喉の炎症とか皮膚湿疹とか、そういった症状で受診した際には、結局病名は伝えられることなく、「炎症を抑える薬を出しておきましょう」といったような感じで終わっていました。

私としても、特に病名を言われないということは、特に心配いらない症状なんだな、とその都度軽く考えていました。

ドクターは必ずしも病名を伝える必要はないのかもしれませんが、私にとっては深刻な、変形性股関節症の病名だけは、最初に受診した際にはっきり伝えてもらいたかったと後悔しています。

 

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私が最初に股関節の不調を感じて整形外科を訪れたのは、30歳の頃でした。

検査をしてドクターからは、

「あなたの場合、先天的にズレが生じやすい股関節をしていて、ここがこううまくはまってないでしょう?」

と、レントゲン写真を見ながら,、どこがどうズレているかの詳しい説明は受けました。

そして、

「加齢と共に骨を支える筋肉が衰え、痛みが出やすくなります。歳を取ったら無理をしないように」

というようなことを言われ、筋肉に塗る痛み止めの薬が出た程度でした。

そしてまだその頃には、塗り薬を使い切る頃には、痛みは治まっていました。

 

たしかに、その時のドクターの言っていることは間違ってはいないのだけれど、その時点でハッキリとした病名を告げてもらっていれば、その後の数十年間もっと自分の症状に合った運動や生活を心がけ、進行を抑えたり遅らせたりできたかもしれない、と思うと今になってだいぶ悔やまれます

 

その時点での私は、とにかく筋力を落とさないことに気をつけなければ、ということで、多少脚の痛みが出てもウォーキングに励んでいましたが、無理をしてまで歩くのは、変形性股関節症にとっては超危険行為…だったようです。

 

それから20年程の年月が流れ、私は長引く脚の不調で再び整形外科に行きました。その頃には変形性股関節症ではないか、と自分である程度調べ確信していました。

 

結局、ドクターのほうから病名を告げられることはなく、こちらから「この症状は、変形性股関節症ですか?」と訊いて、やっとそうだとハッキリわかりました。

 

今は、あらゆる病気や障害に関する本や情報が出回っていて、自分でも予防法や改善法、再発防止法などを調べることもできますが、素人では判断できかねるケースも多いですよね。

 

「で、結局、病名はなんでしょーか!?」

 

と、曖昧な説明のドクターには、今の私なら詰め寄って聞くことができますが、以前の私だと、病院そのものやドクターに対する緊張感のようなものがあって、遠慮して聞きにくかったというところもあります。

 

でも、世の中にはあえて自分の病名は知りたくない、とか、全面的にドクターにお任せしているから病名は知らなくてもいい、といった様々な理由から、病名になんかこだわらない人も多いのかもしれませんね。

 

私の場合は、自分で改善できる部分は自分でなんとかしたいと考えてしまうので、病名はきちんと知っておきたいなぁ、と思うのです。

 


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