私は、健康に関するテレビの情報番組はわりと気にして観るほうです。
ここ数年で医学も急速に進んでいるようで、癌に関しても近い将来撲滅できるようになるとか、最近の抗がん剤治療は昔に比べて、副作用はだいぶなくなった、といった情報も先日テレビで観て、癌に対する不安感も軽減される気がしました。
癌では死なない、認知症も治せる、そんな時代も、そんなに遠くない未来にやってくるんだろーなあ、という希望も見えてくる気がします。
先日は、NHKで「チョイス@病気になったとき」という健康情報番組で、変形性股関節症をテーマにしたものを放送していました。
ただ私は、自分に関連した変形性股関節症をテーマにした情報番組に対しては、ついつい厳しい目で見てしまうせいか、納得いかない想いが残ってしまうのです。
それはなぜかと言えば、手術を選択した人にしても、運動療法によって手術はしなかった人にしても、それがすべてうまくいって、「今現在は、こんなに元気で過ごせてますよ!」という、完璧な成功例しか紹介されていないからです。
世の中には、手術をしてからも良くならなかった人、というのも存在しているようですし、人工股関節を入れたことによる感染症や脱臼のリスクといった現実も、私は具体的に知りたいと思うのです。
運動療法でうまくいった人がいたなら、うまくいくまでの苦心した過程がもっと知りたい。
最初から、難なく運動を取り入れていける人ばかりじゃないと思うのですね。
だって、私自身もそうですが、運動療法でもっと改善させていこうという気持ちはあっても、思うように運動を日課にできる根気が続かない。。。
でも、そこをなんとか工夫して、楽しみながらとか、計画を立てながら、とか、失敗してもそれを活かすヒントにして、とか。
紆余曲折ありつつも、今現在も完璧な状態ではないけれど、なんとか希望は捨てずに頑張れてますよ~!といった人のことを知りたい。
ま。それが今の自分であるわけなんですが(^_^;)
完璧な成功例だけ見せられると、それがすべてと思ってしまい、いざ自分がその状況に身を置いた時に、「こんなはずではなかったのに・・」という絶望感を感じることだってありそうな気がします。
リスクとか苦労しがちな点、といったマイナス要素に関しても、もう少し示してくれた方が信頼できるし、事前にそれなりの覚悟もできると私は思うんですけどね。
この話の流れで思ったのですが、不用品の売り買いをテーマにした、メルカリなどを紹介する番組に関しても、ある程度自分が経験しているからこそ、ちょっと厳しい目で観てしまいます。
番組としては高額で売れた情報を中心に流して、「さあ!みなさんも不用品を売って得しましょう!」といった、視聴者の気持ちを煽る意図があるのでしょうけれど。
現実的にはそんなに簡単に稼げるものではないですし、売上金額の中からはかなりの送料やら手数料など差し引かれるものもあるわけです。
しかし、「この金額で売れました!」と、番組内で堂々と表示されているので、そのすべてが手取り金額だと勘違いする人も多いのではと、いつも気になります。
う~ん🤔でも、そんな細かいことをいちいち考慮していたら、番組として成立しないのかもしれないけど。。
だけどやっぱり、どんなに信頼できるところからの情報であったとしても、日々のニュースも含め、あらゆる情報は、そのまま鵜吞みにはしない、ということを、近頃では意識するようにしています。