手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

家族揃って暮らせた最後の平和な年 2017

2017年は とりあえずではあるものの 父も母も生きていて 誰ひとり入院することも施設に入ることもなく 我が家で一緒に暮らすことができた最後の年になりました。

 

この年の9月で父は93歳に。

歩行もしっかりしていて、まだ自転車で、近所の歯医者さんや床屋さんには行くことができました。

 

ただ、この年の春先に風邪をひいて体調を崩した時には、夜間トイレに行く際にだいぶフラついていたようで、廊下や布団まで汚してしまうということがありました。

 

父の場合、こんなことは初めてだったので、今までにはない老衰を感じショックを受けました。

 

 

2012年に腹部大動脈瘤の手術で挿入してあるステントグラフト(人工血管)の周囲の炎症も、少しずつ拡大しているような様子が伝えられ、ドクターからはいざという時の延命措置を望むかどうかについても、この年初めて問われ動揺しました。

 

母はこの年の3月で91歳に。

要介護は3から4に上がりました。認知症状は確実に進行していきました。

 

今までの週2日通っていたデイサービスに加え、7月からは月に一泊程度のショートステイを利用することに。

トイレでの失敗も多くなり、紙おむつの使用量もどんどん増えていきました。

 

父のこともよくわからなくなってきている様子で、

「おじちゃん!」 

などと言って呼びかけるようになってきました。

 

そして、娘である私のことも、わかっている時の方が次第に少なくなり、

 

施設のワーカーさんと思っていることが多いようで、介助してあげると

「すみません」

などと、妙に他人行儀なことを言うので、悲しい気持ちに。。

 

特に、ショートステイから帰ってきた後に、認知症状が急激に進んでしまったかのような様子が強く出ました。

 

環境の変化が大きなストレスになっているのかもしれないな、と思いました。

 

私自身はこの年の8月で55歳に。

変形性股関節症の症状改善はみられず、親の介護に時間を取られ、この年で整骨院通いはやめています。介護のストレスからなのか、手に出ている湿疹も治らず、むしろ悪化していきました。

 

高齢の親を抱え、これから先もっと大変なことが次々と起こるであろうことは、容易に想像できたものの、それでもこの年の私の最後の日記には、こう綴られていました。

 

 

家族全員揃っている1日はとても貴重であり、奇跡のような1日でもある気がします。

来年もどうかこの幸せな日々が続きますように!

 


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