手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

変形性股関節症になった頃の多大な不安感

私は、2009年47歳頃から股関節の違和感や痛みが強く出始め、変形性股関節症であることが判明しました。

 

その当時の私は、多大なる不安感と将来への絶望感を覚えました。

 

というのも、変形性股関節症は治せるものではなく、そのまま放置しておくと進行していく障害だという情報を知ったからです。

 

手術 (人工股関節置換術)という選択肢もあるようでしたが、数々のリスクも懸念され、それ以上に私は、自分の身体を傷つけることへの抵抗感が人一倍強いので、手術は絶対にしたくないと思いました。

 

命に関わるようなことでなければ、自分の身体は絶対に傷つけたくない!

 

そんな信念のような強い思いが私にはあるのです。

 

なので私は若い頃から、美容整形はもちろん、ピアスの穴だってとんでもない!という考えでした。

 

もちろん、他人がそうすることに対しては、とやかく言うつもりは全くないです。

 

私に限っていうならば 手術という選択肢は、あり得ない。

 

いろいろ調べて、散々考えて、手術で今後の股関節人生が安泰になるとは到底思えなかった。(※他の人もそうだということではありません)

 

でも、手術しないで、自分のこの変形した股関節で、この先ずっと自立して生活できるのだろうか。

 

 

いずれにしても、変形性股関節症との縁が結ばれてしまった以上、老後への不安はさらに大きなものになっていきました。

 

私はきっと まだそんなに高齢にならないうちに、歩けなくなって車椅子生活になって、晩年は寝たきりになってしまうかもしれない。

 

そんな不安なイメージに脅されていた時期もありました。

 

でも、自分でこまめにあれこれ工夫し身体の調整をしていくうちに、股関節の状態は確実に良い方向に向かっているということが実感できています。

 

私はかなりひどかった末期の変形でしたが、14年経った今でも進行はしていないどころか、着々と自力で回復に向かっています。

 

するといつの間にか、老後は車椅子になったり寝たきりになってしまうような将来像ではなく、90代後半になっても自分の足でしっかり歩ける自分のイメージが湧いてくるようになり、そのイメージに引っ張られてさらに力も湧いてきています。

 

変形性股関節症であるというだけでは、絶望する必要も不安にさいなまれる必要もないんだ。ということがわかった。

 

その後、自分がどのような選択をしどのように行動していくかで、その後の人生は決まっていくような気が 今はしています。

 


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