手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

歳を重ねるのも悪くないことを感じている

先日、同世代の友人からこんな言葉を聞きました。

 

「歳はとりたくないな~って思わない?」

 

友人は徐々に弱ってきている母親を見ての言葉だったようですが。

 

親の介護を散々経験した私としては、

 

「ほんと。そ~だよね~」って、同調してあげたい気もしたけれど。

 

結局私の口から出た言葉は、

 

「若い頃の方がそう思ってたかな~」だった。

 

還暦を過ぎ親の看取りを終えた今の私の本心は、歳を重ねることも悪くない!むしろ楽に生きられる、といったポジティブなもの。

 

でも、このように感じる人は、世の中たしかに少ないと思う。

 

今の私は変形性股関節症であるため、同世代に比べ足腰はかなり弱くなっているけれど、それは単に老化が原因によるものじゃない。

 

老化による肉体的な衰えであれば、ある程度自分の努力によってその進行は遅らせることができるし、筋力などは復活させることだって可能だ。

 

さらに、気力の部分に関してはあきらめなければかなりの高齢になっても十分に保っていけると思っている。

 

あきらめない。

 

 

その気持ちが大事だとつくづく思う。

 

変形性股関節症も、克服する。

 

その想い、私は死ぬまで手放さない。

 

そんなの絶対に無理だよ、と、この地球上すべての人がそう言っても、あきらめない。

 

この想いって、若いころに抱いていた自分本位で頑固な信念、とはだいぶ違う。

 

今は歳を重ねることによって心は強く、それでいて、しなやかになっていることをすごく感じるのです。

 

数々の人生経験が、心の年輪になって、心を太くし枝を大きく伸ばしてくれているようなイメージかなあ。

 

若い時期を上回るような肉体はもう復活できないだろうし、そんなことは望んではいないけれど、若いころを上回る心の強さは日に日に高めることは可能だと思うと、

 

歳を重ねることも悪くないなぁ~、と、私にはごくごく普通に思えるのです。

 

 


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