変形性股関節症発症から5年目(2014年後半)の記録
この年にはもう、電車、バス、徒歩などの手段を使って、片道一時間程度の移動距離が限界になってきています。
今現在もたぶん、遠出するならこの位が限界だと思います。
この年の7月 キッチンでしゃがみ込んで低い位置にあるものを整理していたら、立ち上がれなくなった、と日記には記されています。
しゃがみ込んでいる時間が短時間であれば、近くにある椅子やテーブルなどに手を付いて立ち上がれたはずなのですが、この時は少しだけしゃがみ込んでいた時間が長かったようです。
手近にある物につかまっても、脚に力が入らず立ち上がれません。
仕方なく、思い切って尻もちをついてしまってから、両足を伸ばし、両手を床についてなんとか立ち上がることができました。
これは今現在でも同じですが、何かにつかまるか手を付いていれば、しゃがむという動作は、股関節の痛みもなくできます。
ただ、その状態から立ち上がるためには、周囲に安定してつかまるものがあることと、ある程度の広いスペースが必要となります。
とりあえずつかまるものがあっても、狭いスペースにはまりこんだ状態で立ち上がれなくなった場合は、誰かに引き上げてもらうしかなくなります。
しゃがんで立ちあがるという動作より、正座して立ち上がるという動作の方が、まだなんとかなることが多いです。
キッチンも、収納スペースとしては十分にあると思いますが、低い位置の奥や、踏み台を使わないと取れないような場所には、物を置いても取れない(取りたくない)気がして、とりあえず手の届きやすい場所に物が密集しやすくなっています。
それはキッチンに限らず、ほとんどの部屋の状態も同じです。
うちは今まで4人家族だったのが2人になってしまい、今までと比べれば、住居スペースも収納スペースもたっぷり使えます。
私自身はシンプルライフ志向なので、うちは物の数もかなり少ない方だと思います。
でも、自分自身の動ける範囲が限定されているので、今あるスペースを十分に使いこなせないことは、とても残念です。
痛い方の股関節とは逆の右足裏には、相変わらずウオノメが三か所と、次第に足爪の変形も見られるようになってきました。
痛い方の左をかばって歩くので、右足ばかりに重みがかかってしまうのでしょう。
(2021年現在は右足裏のウオノメは二か所に減っています。足爪の変形は足指のトレーニングにより、たいぶ良くなっています)