手術しない変形性股関節症と親の介護ブログ

親の介護体験や 変形性股関節症 保存療法への取り組みに関する記録

手をはさむケガをよくしていた頃の母

在宅介護6~7年目、2015~2016年。認知症だった母の要介護3だった頃の様子を書き記しておきたいと思います。

 

2015年4月21日

整形外科の帰りにタクシーに乗り込む際、母は閉めようとしたドアに思い切り手をはさんでしまい、大騒ぎになりました。

 

この時は、兄が母と一緒に後部座席に、私が前の助手席に乗りました。後部のドアは自動で閉まるのですが、助手席側は手動でしか閉められないので、私はいつも通り乗り込んだ後、ドアをバタンと閉めました。

 

するとその途端、後部座席にいる母親の悲鳴が😱!!

 

一体、どこに手を置いていたのかよくわからなかったのですが、母親の手からは流血していて、ケガに弱い私達兄妹はあたふたしながらも、タクシーのドライバーさんにも手伝ってもらい、目の前にある整形外科に再び逆戻りすることに。

 

幸い、骨には異常はなく、その後、傷の手当てには毎日のように通い、一種間程でとりあえず傷の方は落ち着きました。

 

翌年、2016年8月9日

 

母はキッチンのドアに手をはさみ流血。

 

 

なかなか血が止まらず、病院に連れていきたかったけれど、夜遅かったので救急相談に電話。でも、一向に繋がらず、仕方ないのでとりあえず応急手当だけして寝かせ、翌日、整形外科へ。大した傷ではなかったようで、消毒と薬をつけ包帯を巻いてもらって終わった。

 

同年8月18日

まさかの2度目。前回と全く同じドアで、前回と同じ左手の指をはさんで流血。かかりつけの整形外科に連れて行こうと思ったら、この日はお休み。仕方なく、行ったことのない外科に連れていく。でも、今回も骨などには異常なく、傷もそんなに深くはなかった。

 

高齢になったせいか、母の皮膚はかなり薄くもろくなっていたようで、ちょっとした衝撃でも出血しやすく、若い時期より出血量も多く出てしまうので、怪我に弱い私は慌ててしまいます。

 

若い頃のように皮膚が強ければ、なんてことはない切り傷も、高齢者にとっては大量出血を伴う大怪我になってしまうこともありそうな気がしました。

 

この頃から、母のことは24時間監視が必要になってきました。一瞬たりとも目が離せない時期に突入していきました。

 

家の中のドアを開け閉めすることだって、今まではケガなんてすることなく普通にできていたことなのに、立て続けに2回も手をはさむようになってしまうなんて・・・。

 

なかなか予測はつかない、認知症の進行現象のひとつでした。

 

普通の人は、ドアが閉まる際、この方向に手を置いていたらはさまるから危険!といったことが、無意識のうちに判断できるものですが、認知症状が進んでくると、先の危険は予測できなくなるのでしょうね。

 

在宅介護中は、私と兄とでほぼ24時間体制で母のことは監視していたせいか、これから後にはケガらしいケガは一度もさせることはありませんでした。

 

その代わり、私は夜も仮眠だけでつなぐような毎日が続き、日に日に介護はよりハードなものへと進んでいきました😫。。。

 

 


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